皆様
お疲れ様です。
本日は今後の住宅ローン金利について説明させて頂ければと思います。
2025年1月、日本銀行(日銀)は政策金利を0.25%から0.50%へ引き上げました。
この利上げは、賃金上昇や物価高騰、世界経済の影響などを背景としています。
変動金利の動向:
変動金利は主に短期プライムレートに連動しており、日銀の政策金利の影響を受けやすいです。
2025年2月時点では、多くの金融機関で0.4~0.5%程度を維持していますが、今後の政策金利の動向次第で上昇する可能性があります。
固定金利の動向:
固定金利は長期金利(10年国債利回り)に連動しており、日銀の金融政策や市場の動向に影響を受けます。
2025年1月の利上げ後、大手銀行5行は固定10年の住宅ローン金利を前月比で0.06~0.25%引き上げました。
今後の見通し:
大手シンクタンクの予測によれば、2026年末までに短期金利が1.0%に達する可能性が示唆されています。
これに伴い、変動金利は1.1~1.7%程度まで上昇するとの見方もあります。
借入者への影響と対策:
金利上昇により、変動金利型住宅ローンの返済額が増加する可能性があります。
例えば、借入額5,000万円、返済期間35年、金利0.4%から2.2%への上昇時、月々の返済額は約12.8万円から16.4万円に増加します。
ただし、125%ルールにより実際の返済額は15.9万円に抑えられます。
金利上昇に備えるため、繰り上げ返済の活用や固定金利型への借り換えを検討することが有効です。
特に、借入れ開始から10年間は元金の返済が進みにくいため、この期間に積極的に繰り上げ返済を行うことで、将来の金利上昇リスクを軽減できます。
今後の住宅ローン金利は、日銀の金融政策や経済情勢により変動する可能性があります。最新の情報を常に確認し、適切な対応を検討することが重要です。